執筆者 admin | 3月 7, 2020 | コミュニケーション, コラム, リーダーシップ, 公共政策
2020年3月7日付 さくら新聞掲載 ここ数ヶ月、世界を震撼させているコロナウィルス。これを書いている今、少しずつ米国でも感染者の数が増えつつあり、コラムが読まれる頃にはどのような状況になっているのか少し心配だ。だが9.11を渡米してすぐに経験して以来、危機の時こそ、敢えて客観性と冷静さを保つことを心がけている。一歩引いて眺めてみると、同じ現象がほぼ同時に起こっているために、危機にどう対応するのか、 それぞれの国のやり方・リーダーシップのスタイルの違いを見比べることができ、そこからコロナのその先について考えることができる。...
執筆者 admin | 2月 1, 2020 | コミュニケーション, コラム, 多様性
2020年2月1日付 さくら新聞掲載 そろそろ多様性万歳なアメリカにしごかれて19年になるが、それでもいまだに染みついている習慣の1つに、「日々の口約束でも真剣にする」というのがある。「1時に集合」と言ったら、1時(ぐらい)に集合するし、できなければ事前に連絡する。何かをお願いされて承諾したら、その約束は実行するし、できなかった時はちょっと悪かったなと感じる。...
執筆者 admin | 8月 10, 2019 | アメリカ社会, コミュニケーション
2019年8月10日付 さくら新聞掲載 「IT革命」がバズワードだったのは懐かしいくらい遥か昔。今では携帯で食材を注文して自宅に届けてもらい、アプリで呼び出した他人の車に相乗りし、オンラインで見つけた世界中の見知らぬ人の自宅に宿泊するのは当たり前。大抵の人は何らかのソーシャルメディアを通じてオンラインの世界を持っている。そんな時代にも関わらず、オンラインで人に出会うことについては、未だに懐疑的な人が結構いるらしい。ちょうど友人が妙齢の妹さんのお相手探しに気を揉んでいたので、...
執筆者 admin | 2月 2, 2019 | コミュニケーション, コラム, リーダーシップ, ワシントンDCの風景
2019年2月2日付 さくら新聞掲載 「大変恐縮でございます」「申し訳ございません」「大変お世話になっております」 いわゆる社会人になってから、これらの言葉を今まで何度使っただろう。今では何も考えずに使っているが、社会人になりたての頃はとても抵抗があった。...
執筆者 admin | 11月 3, 2018 | コミュニケーション, コラム, ワシントンDCの風景
2018年11月3日付 さくら新聞掲載 突然だが、皆さんは、何分遅れなら、遅れてくる友人を許せるだろうか? そもそも何分遅刻したら「遅刻」だろうか。 かくいう私は、昔から「時間通り」に到着することは苦手なことの一つ 。むしろ時間に間に合いそうになるとどうも居心地が悪く感じる(そういう病気があればぜひそのように診断してもらって、医師の診断書として使いたいくらいだ)。もちろんビジネスではなく、パーソナルな関係の場合の話である。...
執筆者 admin | 9月 8, 2018 | コミュニケーション, コラム, ワシントンDCの風景
2018年9月8日付 さくら新聞掲載 楽しかった夏休みももう終わり。今年は、数年ぶりに日本の夏を堪能する機会に恵まれた。京都の湯葉料理に、季節ものののど黒の塩焼きと日本酒。 緑燃ゆる龍安寺の境内と嵐山の竹林。ゴミのない清潔な街並み。そしてなんと言っても丁寧で物腰柔らかな笑顔のサービス。母国ながら、改めてこの美味しく美しい国に感激し、アメリカに戻るのがためらわれた程。...