執筆者 admin | 6月 8, 2019 | コラム, 働く女性, 公共政策
2019年6月8日付 さくら新聞掲載 DCに住みだしてからイメージが変わったことは色々あるが、「父親像」もその一つ。ある時は、出勤途中の朝のバスの中、向かい側に座る父親が幼い子供に絵本を読み聞かせていた。低く落ち着いて温かみのある声に、心なしかバスの中の空気が和む。帰りのメトロでは、デイケアから連れて帰る途中なのか、幼児を乗せたベビーカーを押す父親も見かける...
執筆者 admin | 1月 1, 2019 | コラム, ワシントンDCの風景, 働く女性
2019年1月1日付 さくら新聞掲載 その昔、アメリカの大学院に行く理由として「安全保障を勉強したい」と母に説明したところ、「どうしてお花やお茶を習わないのか」と返され、そのトンチンカンなコメントにクラクラしたことがある。まったく比べ物にならないではないか。それでも祖母はお茶とお花の先生であり、元旦には母の活けた花を見て育ったためか、その時は「安全保障と全く関係ない」と一蹴したものの、いつかは自分も花の活け方を習うだろうと思っていた。...
執筆者 admin | 12月 1, 2018 | コラム, 働く女性, 公共政策
2018年12月1日付 さくら新聞掲載 「DCの日本人女性は強いですよね。」ワシントンDCに来たばかりの日本人の方 からしばしば聞く、お褒めの言葉だ。そうか、私たちは強いのか?よくも悪くも、DCにずっと住んでいると、DCの日常を「世の中こういうもの」「これがアメリカ」と知らず知らず、思いこんでしまう節がある。DCで女性として生きていくとはどういうことなのだろう。...